茶園の管理
「一番茶」を摘採するまで一年かけて、いろいろな作業があります。
年間作業
ナラシ
ナラシという作業は新芽が出る前に行い、 一番茶で収穫の際摘み取った新芽に古葉が 入らないようにきれいに化粧ナラシする作業です。 この作業をすることにより新芽がきれいに揃って 出てきますので、とても品質のいいものが収穫できます。 (二月下旬~三月上旬)
肥料の施肥(春肥え)
散布後、すぐに機械で土に混ぜ込みます。
中刈り・更新
一番茶後に圃場によっては中刈りを行います。中刈りとは枝の構成を改善するためにおこないます。一番茶の芽の出方や、品質を確認して、芽伸びがよくない・品質が良くないと思ったら枝を確認して枝の本数が分かれていて細くなっていたら、それが原因なので行います。写真のように、専用の乗用型機械で行います。見た目は枝だけになり、約一カ月後に新しい芽が出てきます。
すそ刈り
一番茶・二番茶後、そして秋に一回の年間三回行うのがすそ刈りです。すそ刈りとは、茶の樹と茶の樹の間を専用の機械で刈る作業のことです。
すその樹なので、どんどん成長していきます。すそが生い茂ると作業の妨げになりますので、刈落とします。
二番茶摘採後の刈番
二番茶まで摘採すると枝が細くなっているので、二番茶後に5センチ~15センチ位に刈戻します。それにより、強い枝になり、枝も揃うことにより、来年の一番茶で力強い新芽が出てきます。これを6月終わりから7月上旬位まで行います。摘採機と同じ機械で、後ろのアタッチメントを取り付け行います。
秋肥え・元肥の施肥
秋肥えとは、夏までの摘採で弱った樹を回復させるためにおこないます。また、来年の一番茶の、味・香り・水色にも大きく影響するので重要な作業です。散布は機械で行いますが、段々畑などの機械が入らないとこは、背負って散布します。
秋整枝・最終刈番
平均気温が20度以下になる時期に、枝の大きさ・枝数が一番そろうところ、また葉層を十分に確保できる高さで剪定することにより来年の一番茶で新芽が揃いおいしいお茶ができます。例年では10月中旬から11月上旬にかけて行います。
草払い
年に2~3回行うのが草払いです。茶畑の周りが土手で囲まれている畑もあるので、そのような畑は草払いを行います。急斜面が多く、とても滑りやすく大変な作業です。しかし、草払いが終わった後の畑はとても美しいです。
改植
お茶の樹の寿命は40年から50年になります。古くなった樹は収量や品質が低くなります。なので、古くなった樹は全て抜き取り、整地や深耕・石拾いなどを経て植えなおします。植えてから4~5年ほどは収穫できませんので、計画的に行います。